◇アスメシとは
花咲徳栄高校食育実践科のオリジナル食育メニューの1つ。
食育実践科の生徒が運動部員のために考案した食事のこと。
1、高タンパク30g!!を配合
一般的なチキンカレーの2倍*
*日本食品標準成分表2015年(7訂)洋食惣菜(チキンカレー)との比較
*運動後に吸収の良いタンパク質を摂ると筋肉作りに良いと言われています。
この商品はコラーゲンペプチドを10g以上を配合しています。
2、花咲徳栄高校の生徒が共同開発に取り組む
*食育実践科生徒と加須市地域雇用創造協議会実践支援員がカレー大學の講座を受講、カレーの基礎知識を学び、レシピ作りに取り組みました。
【花咲徳栄高校外観】
【講座受講風景】
3、加須産のいちじく入り
「いちじくの自然な甘みがカレーの風味を引き立てています」
埼玉県加須市にある普通科と食育実践科を併設する男女共学の私立高等学校。運動も盛んで、男子野球部の他、女子サッカー、レスリング、女子野球部、空手部などの運動部、吹奏楽部、美術部などの文化部も全国レベル。
食育実践科は、文部科学省の「スーパー食育スクール」、「つながる食育推進事業モデル校」の指定を受けており、様々な食育活動に取り組んでいる。その一つが運動・学力・成長を支えるアスメシを始めとする3つのオリジナル食育メニューです。
花咲徳栄高校と加須市が地域特産品を活かした食育カレーの開発に取り組む。
経緯
加須市が設立した加須市地域雇用創造協議会は、加須産いちじくの加工食品開発に取り組んできました。過去には、いちじくをスパイスと煮込んだチャツネを開発しました。いちじくチャツネは、カレーに加えると味に深みが増します。
そこで、いちじくとスパイスの相性の良さを活かし、いちじく入りカレーを開発することになりました。
レシピ作り
花咲徳栄高校と加須市の共同開発は2019年11月に始まりました。
・3つある食育メニューの内、アスメシ(アスリートメシ)を開発目標としました。
コンセプトは「高タンパク30gを配合」。日頃、厳しい練習により不足しがちなタンパク質を効果的に摂取できるカレーを目指しました。
*厚生労働省の「日本人の栄養摂取基準」によると、タンパク質の摂取基準(推奨量)は成人男子で60g/日、活動量の多い人は90gとなっています。
・まず、ベースとするカレーソースを決めるため、4種類のルーの試食を生徒90人で行い。運動選手の好みを調べ、ベースにする欧風カレーソースを決めました。
・生徒25名、6チームがレトルトカレー3チーム、レストランメニュー3チームに分かれてレシピ作りに取り組み、いちじくとスパイスの配合を幾通りも変え、試作を繰り返しました。
カレーを本格かつ徹底して学ぶ日本最高峰のカレープロフェッショナル育成機関。通学と通信で講座を開校し、多くのカレー専門家を輩出している。
カレー大學を主宰するカレー総合研究所の井上代表はカレー研究の第一人者と知られて、カレーに関する著書を多数出版しており、TV出演も多い。
県内で最も早くから栽培されており、作付面積は県内1位を誇る。騎西地域は、県下有数のいちじく産地として、加須市騎西いちじく組合が共選・共販に取り組んでいます。出荷時には、全量検査(出荷規格による厳密な出荷検査)を3年前から実施しており、市場クレーム件数『0件』を達成中です。【市役所HPより】
厚生労働省の「日本人の栄養摂取基準」によると、タンパク質の摂取基準(推奨量)は成人男子で60g/日、活動量の多い人は90gとなっています。
アスメシカレーに配合されているタンパク質30gは、鶏むね肉なら約120~140gに相当します。
「食育とは、健康な食生活の確保のために、栄養や食事バランスなどについて自ら考える習慣や、食事に対する知識や判断力を身に着けることを言います。
また、食文化、地産地消、生産者との交流、運動と食事のバランスなども含まれます。
例えば、食生活においては、「食事を楽しむこと」、「穀物や野菜、果物、豆類、乳製品などを摂り、脂肪や塩分、飲酒を控えること」の他「食文化や地域の産物を活かすこと」や「食料の無駄をなくすこと」などがあります。
食品の購入においては、ラベルの表示内容を読み解くための食料や栄養についての知識をもっておく必要があります。
簡単!ちょい足し&アスリート必見!アレンジレシピ
~いつものカレーにプラス食材~
こちらでは、野菜ソムリエPro.の知久幸子先生に監修して頂いた、おうちにありそうな食材で作れる、簡単なちょい足しレシピから、アスリートに必見のアレンジレシピをご紹介します。ぜひ、ご参考にしてください。
簡単!ちょい足しレシピ①
カレードリア~鶏肉とブロッコリーの筋肉最強コンビ♪~
トレーニング後は、タンパク質を摂ることが大切。タンパク質の吸収率を高めるビタミンを含む野菜と一緒に食べることで効率よく摂取できると言われています。
材料(1人分)
・アスメシカレー(レトルト) 1袋
・ご飯 茶碗1杯
(パックご飯の場合 200g)
・ブロッコリー 40g
・ミニトマト 3個
・卵 1個
・ピザ用チーズ 30g
●下ごしらえ
ブロッコリーを食べやすい大きさにカットする。
ミニトマトのヘタを除き半分にカットする。
【電子レンジ】
耐熱皿にカットしたブロッコリーをのせ、大さじ1~2程度の水をかける。
ラップをして500Wで2~2分30秒程度、加熱をする。
●作り方
1、耐熱皿にご飯を盛り付ける。
(パックご飯を使用する場合は、500Wで2分程温めてから盛り付ける。)
2、1に常温のままのレトルトカレーをかけ、加熱したブロッコリーと、カットしたミニトマトをのせる。
真ん中に、くぼみを作り、卵を割り入れ、ピザ用チーズをのせる。
3、オーブントースターの上火で、卵が半熟になり、焼き色が付くまで加熱して完成。(10分~12分程度)
【知久先生コメント】
ブロッコリーは野菜の中でもタンパク質が多い野菜です。
カルシウムを骨に定着させるビタミンKも含みます。またビタミンCが豊富で、卵に含まれている鉄分の吸収率を高めてくれます。同じトマトでも大玉トマトよりミニトマトの方がビタミンCを多く含みます。
タンパク質量を増やし吸収率も高めつつ、成長期に不足しがちなカルシウムと鉄分も補えるちょい足しレシピです。
簡単!ちょい足しレシピ②
オムカレー
卵に牛乳を加えることで、ふんわりとした食感に仕上がります。
女性におすすめレシピ。ミニトマトを加えることで見た目も華やかに。
材料(1人分)
・アスメシカレー(レトルト) 1袋
・ご飯 茶碗1杯
(パックご飯の場合 200g)
・卵 2個
・牛乳 大さじ2
・バター 10g
・スライスチーズ 1枚
・ミニトマト お好みで
●下ごしらえ
ミニトマトのヘタを除きお好みの大きさにカットする。(今回は1/8カット)
レトルトパウチを熱湯の中に入れ、4~6分沸騰させて温める。
卵を溶きほぐし、牛乳とよく混ぜ合わせておく。
●作り方
1、お皿にご飯を丸く盛り付ける。
2、フライパンにバターを入れて熱し、卵液を流し込みかき混ぜる。
3、半熟状態になったら、真ん中にスライスチーズをのせ、火を止める。
4、1に3をのせ、周りにレトルトカレーをかけて、ミニトマトをトッピングしたら完成。
【知久先生コメント】
必須アミノ酸をバランスよく含む卵はアスリートに適した良質なタンパク源です。
卵2個(100g)で、たんぱく質の摂取量を12gもアップすることが出来ます。
ポイントは加熱し過ぎないこと。半熟に仕上げることで消化率も高まります。
完全食に近い卵ですが、ビタミンCと食物繊維を含みません。ミニトマトなどの緑黄色野菜を加えることで、足りない栄養素を補うことが出来ます。
アスリートに必見!アレンジレシピ
Ca、Fe強化メシ
納豆好きにはたまらないおすすめレシピ!
ご飯+カレー+チーズ+ブロッコリーをチンして、最後に納豆と卵黄をのせるだけ!
男性にも手軽で簡単に作れるようにと、所要時間8分のお手軽時短レシピです。(男性スタッフが実践)
・アスメシカレー(レトルト) 1袋
・ごはん 茶碗1杯
(パックご飯の場合 200g)
・ブロッコリー(冷凍) 5片
・ピザ用チーズ 30g
・納豆 1パック
・卵 1個
●下ごしらえ
パックご飯のフィルムを少しはがし、電子レンジで500W1分温め、軽くほぐしておく。
卵は割って黄身を分けておく。
納豆はたれを入れ、かき混ぜておく。
●作り方
1、お皿の片側にご飯を盛り付け、その片側に常温のままのカレーを入れる。
2、カレーの上にピザ用チーズ、冷凍ブロッコリーをのせて電子レンジで500W5分温める。
3、2に納豆、卵の黄身をのせて完成。
【知久先生コメント】
この1食で1日に必要とされるたんぱく質量60gに近い量を摂取することが出来ます。
納豆はタンパク質やミネラルビタミンなどの栄養バランスに優れた食材です。
また納豆を単体で食べるよりも、チーズなどの他の発酵食品と一緒に摂ることで、腸内環境を整える効果も高まります。ネバネバに含まれる酵素のナットウキナーゼは熱に弱いので、カレーを温めてから後のせするのがポイントです。
◇加須市地域雇用創造協議会
「加須市地域雇用創造協議会」は平成27年2月18日設立され、7月1日に事務局が開設されました。厚生労働省から実践型地域雇用創造事業の委託を受け、六次産業化及び農・工・商の連携による新商品開発及びブランド化への支援や地域企業などに必要とされる人材の育成による多様な人材確保支援等の事業を実施しています。